大相撲春場所で関脇の若隆景が初優勝しました!!新関脇での優勝はなんと86年ぶりの快挙です!
そうなると賞金もいっぱい!でも、全額入ってくるわけではないのです!
はじめに
若隆景関 優勝おめでとうございます!!
※新関脇での優勝は86年前の双葉山以来
※関脇は横綱、大関に次いで3番目の地位
ここから賞金のお話をしますが全額が入ってくるわけではないのです。
「え・・・?」と思ったあなた!
考えて見てください。「お給料」は全額振り込まれませんよね?
それはサラリーマンと同じ仕組みがあるからです。
それでは、若隆景関が今場所貰える賞金について見ていきましょう。
最後におまけもあるので、ぜひご覧ください!!
若隆景関の賞金
賞金総額は1,674万円(推定)です!!
優勝賞金は1,000万円技能賞
技能賞の賞金は200万円懸賞金
79本×6万円=474万円優勝賞金+技能賞+懸賞金=1,674万円です!!
懸賞金は1本7万円で出すことができます。
(6万円が勝利力士へ、1万円が相撲協会に渡る仕組みです。)
日本相撲協会公式サイト
賞金の全てが手に入るわけではない
しかし、賞金の全てが手に入るわけではありません!!
それには次の理由があります。
1、「所得税」として「課税」される。
優勝賞金、技能賞の賞金、懸賞金は「一時所得」として課税されてしまいます。
サラリーマンと同じで所得税が課税されるのです。
優勝賞金にも所得税とは。。。なんて思いますが、ルールはルールです。
2、相撲協会が懸賞金の一部を預かる。
えっ?懸賞金を協会に取られるの?と思うかもしれませんが、一部は強制的に協会が預かります。
正確には3万円を預かることになるので、懸賞金の袋の中には
7万円-1万円(協会への手数料)-3万円=3万円となります。
なぜ預かるのか?それは力士が後日納税できるようにしているとのことです。
ちゃんと後日、力士の銀行口座に振り込まれます。
正味いくらもらえるのか計算していきます。
賞金以外で関脇の給与として180万円をもらっていますので
年額2,160万円です。
※経歴や金星の数、歩合によって変動する可能性あり
諸々の控除を除いても、2,000万円は超えますね。
年間の総額で見ても、賞金以外で4,000万円は簡単に突破するので、最高税率の45%で計算していきます。
今回の賞金
1,674万円
税率
45%
一時所得の計算
(所得金額-50万円)×50%(半額)
(1,674-50)×50%=812万円←税金計算の金額
この金額に税率45%で計算すると
812万円×45%=365万円となります。←税金として引かれる
1,674万円-365万円=1,309万円(推定)
今場所の若隆景の手にする賞金は税引後で1,309万円(推定)となります。
さらにサラリーマンと同じで、社会保険料が差し引かれるのでもっと低いかもしれませんね。
サラリーマンの皆さまも税金高いな〜と思っているかもしれませんが、力士も同じように税金を払っているのです。
おまけ
日本相撲協会の税金
力士は「所得税」を払っていることがわかりましたが
高いチケット代、懸賞金の一部をもらっている日本相撲協会ですが
「さぞ、法人税を払っているんでしょう?」
答えは「No!」
日本相撲協会は「公益財団法人」で「(ほぼ)払っていません」
「公益」で節税できるのは羨ましいですよね〜
所得税を少しでも節約するには
サラリーマンでも所得税を少しでも抑える方法はあります!
簡単にできるものとして
iDeCO
生命保険控除(個人年金保険)
があります。
これら何かよくわからない、、、聞いたことはある!
そんな方は一度FPに相談してみることをオススメします!!
それでは、最後までありがとうございました!!